うつ病を患う人は増加傾向にある|早めに症状を改善しよう

社会的背景が影響する病気

先生

患者数が増加する背景

誰にでも発症する可能性がある身近な病気のひとつに「うつ病」があります。患者数は1990年代の終盤頃から増えはじめ、その後も増加の一途を辿っていると言われています。このように、うつ病患者が増え続けている理由には、急激なIT化などの影響から、現代はストレスや生きにくさを感じることが多い社会であると言うことが挙げられます。うつ病の症状は、心と身体の双方にみられます。心に現れる代表的な症状は、悲しくなったり憂鬱になったりする抑うつ症状、好きなことでさえやる気が出なくなったり注意力が散漫になるなどの意欲や思考力の低下です。身体に現れる症状としては、食欲低下・倦怠感や疲労感・ホルモン系や睡眠に関係する異常・頭痛や動悸などの様々な症状があります。身体に現れる症状は、検査をしても原因不明である場合が多いと言われています。うつ病は心の病気と言われているものの、心と身体は繋がっているため、心に不調をきたすようなことがあれば、ホルモン・免疫・神経系統などにもその不調が影響し、様々な症状となって身体に現れると考えられています。

専門的な治療を要する病気

以前、うつ病に対しては、気持ちの問題・甘えなどと、決して良いとは言えない偏見を持つ人が多く見られたと言います。しかし、病気が広く周知されるようになって、理解を示す人たちも増えている傾向にあります。実際に、うつ病を治すためには専門的な治療を必要とするのです。症状が重かったり長引く場合には、通院ではなく入院治療となるケースもあります。うつ病は、発症後に適切な治療を受けて治ったと判断された場合でも再発する可能性があるので、治療後はいかに再発を防ぐかが重要視されています。うつ病は再発率が高いと言われており、再発を繰り返せば繰り返すほどに再発率が上昇する傾向にあるのです。ここ最近では、「仮面うつ」と言う新しいうつ病の種類が話題となっています。心などの精神面に主な症状が現れる従来のうつ病とは異なり、肩こり・頭痛・めまいと言った肉体的な身体的症状が主体となり、精神的症状がそれらに隠され異常に気付きにくいと言った特徴が挙げられるのです。特殊性が強くみられる仮面うつですが、従来のうつ病同様に適切な治療を受けることによって症状は快方へ向かいます。